転職の成否を決めるのは転職エージェントであると言っても過言ではありません。
それほど重要な役割を担ってくれる転職エージェントですが、正直、いいエージェントの方もいれば、イマイチなエージェントの方もいらっしゃいます。自分に合わないエージェントの方と会話してても「大丈夫かなぁ」とか「不安だなぁ」という気持ちが募り、モヤモヤしてしまいますよね。
本記事では、僕が実際に利用した転職エージェントのうち、「これはちょっとな…」という事例を紹介しつつ、いいエージェントさんを見つける方法について解説します。
転職エージェントを10社程度利用してみての体験談ですので、是非参考にしていただければと思います。
転職エージェントを利用してみての失敗談
ざっとこんな感じです。
- その1:希望していない業界・職種の求人をひたすら出してくる
- その2:希望していない企業をやたらと推してくる
- その3:履歴書や職務経歴書に良いも悪いも言わない
- その4:企業名を間違える
- その5:選考結果の連絡をしてこない
中には「そんなやつおらんやろwww」みたいなのも含まれていますが、全て実話・体験談です。
それでは順番に説明していきます。
その1:希望していない業界・職種の求人をひたすら出してくる
これは結構あるあるかもしれません。
希望の業界や職種を明確に伝えているにも関わらず、「ここの業界おすすめですよ!」「ハラペコさんの経歴ならいい条件で転職可能ですよ!」と、やたらめったら特定の業界や職種を推してくるエージェントさんがいました。
確かに、希望していない業界や職種でも「ふーむ、確かにアリかもな…」と思うこともあるのですが、それには理由が必要だと思うんですよね。
理由付きで他の業界や職種を推薦してくれる分には、いい気づきになるパターンが圧倒的に多いのでありがたいのですが、そういった理由や根拠もなく「ハラペコさんにおすすめっスよ!!!」みたいなノリだけで推してくるのはちょっとな、と思います。
おそらく、転職希望者のことをあまり考えず、転職できそうな業界や職種を推してるんだろうなぁと思います。転職エージェントは成果報酬型のビジネスなので、転職させてナンボですから…。
その2:希望していない企業をやたらと推してくる
これも割とあるあるだと思います。
なぜか特定の一企業をやたら推してくるエージェントさんがいました。
とある超大手のネット企業だったのですが、「うーむ、あんまりグッと来ないですね」と柔らかめに何度か言ってみたものの「めっちゃいい会社ですよ!!応募しましょうよ!」とあまりにしつこかったので、「いや、興味ないです、応募しないです!!」と言ったにもかかわらず、最終的には「求人情報送りますね!!あとで履歴書送ってください!!」と言われてしまいました…。
話を聞いていると、どうやらその企業の人事責任者がエージェントさんの友人のようでした。
このケースも、我々の希望は無視して、転職させやすい企業に無理やり転職させちゃおうという魂胆なんでしょうが…。ちょっとあまりにヒドいですよね。
このエージェントさんとのファーストコンタクトがこれだったので、「あ、これはアカンわ」と速攻でオサラバさせていただきました。
その3:履歴書や職務経歴書に良いも悪いも言わない
このケースについては、結構あるあるな気がするのですが、ここをNGポイントと見ている人はあまりいないかもです。
エージェントさんと面談する際、たいてい履歴書や職務経歴書を見ながら話をするので、履歴書や職務経歴書をあらかじめて書いて持って行く必要があります。
いいエージェントさんの場合、「いま口頭で聞いた内容と職務経歴書が合っていないので、職務経歴書を修正した方がいいですよ」とか「この書き方だと見にくいので、こう修正した方がよくないですかね?」みたいな指摘をしてくれます。
一方、イマイチなエージェントさんの場合、特段、履歴書や職務経歴書について良いも悪いも言ってくれず、「なるほどですね」みたいな感じでスルーされることが多い気がします。
一概に「指摘をしてくれないエージェントさん=イマイチなエージェントさん」ということではないとは思いますが、僕の個人的な経験値として、上記のような傾向があるんじゃないかなと思います。
もしくは、エージェントさんに「こいつは転職への本気度が低いな」と勘違いされて、単純に手を抜かれただけかもしれませんけど…。
まぁ、一つの可能性として捉えていただければと思います。
その4:企業名を間違える
完全に「そんなやつおらんやろwww」という感じなのですが、実在しました。もはや転職エージェントというよりかは社会人としてどうなのかという感じなのですが…。
気になる企業があったので、カジュアル面談をお願いしてみたところ、調整してくれたんですよね。で、いざ、面談に行ってみたところ、希望した企業ではなく、そのグループ会社だったという…。エージェントさんからのカジュアル面談の案内メールには希望した企業名が書いてあったんですけどね。
たまたまカジュアル面談の対応をしてくれたグループ会社の方が「希望があれば親会社へのご案内も可能ですよ」と言ってくださったので、結果オーライだったのですが…。
親会社とグループ会社って、入社するとなると結構違うと思うんだけどなぁ。
その5:選考結果の連絡をしてこない
グループ会社の方とのカジュアル面談の結果、「グループ会社の方がええやん」と思い、グループ会社の方の面接を受けることにしたのですが、面接後、待てど暮らせど面接結果を連絡してきてくれませんでした。
先方からは「面談後、一週間程度でエージェント経由で結果を連絡する」とのことだったのですが、1ヶ月連絡なしでした。
しびれを切らして、1ヶ月後に「あの面接どうなりましたかね?」とこちらから聞いたところ、「落ちてました」とのこと。
いや、1ヶ月連絡がないってことはそうなんだろうけどさ。何の連絡もしないって何なんだよ…!
あと、僕はグループ会社の面接を受けたのですが、エージェントさんからの面接の案内メールは相変わらず親会社の名前でした。
親会社とグループ会社は違う会社なんですけど…。
いいエージェント(担当者)を見つける方法
転職の成否はエージェントさんで決まると言っても過言ではないため、いいエージェントさんに出会えるように努力した方がいいと思っています。
僕が実践したのは以下のとおりです。
- その1:エージェント(担当者)を替えてもらう
- その2:転職エージェント会社を替えてみる
その1:エージェント(担当者)を替えてもらう
こちらはよく言われていることですが、自分に合わないなと思ったら、エージェントさんを替えてもらった方がいいです。
僕はエージェントさん本人には言いにくかったので、エージェント会社のお問い合わせフォームから連絡しました。
意外とすんなり担当者を替えてもらえますので、合わないなと思ったら早めに行動するのが吉です。その分、転職時期が遅れてしまいますからね。
その2:転職エージェント会社を替えてみる
何回か担当者を替えてもらったものの、あんまりしっくりこないなという場合は、エージェント会社を替えてみるのもアリかなと思います。
以下の3つは、僕が実際に使ってみた転職エージェントで、いいエージェントさんに巡り会うことができたものです。
すでに履歴書や職務経歴書ができていれば、転職エージェントを替えるのはそれほど手間は掛かりません。また、登録自体はいずれも無料ですので、軽い気持ちで登録しつつ、余裕があればエージェントさんと会話してみて、「良さそうだな」となったら実際に替えればいいかなと思います。
自分に合わないエージェントさんと話してても、モヤモヤして転職活動がうまく進みませんので、時間を無駄にしないためにも、色んな転職エージェントに登録だけはしておくことをおすすめします。
思わぬ求人情報をゲットできる可能性もありますしね。
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以上です。
あなたに合うエージェントの方が見つかることを祈っています!