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【SIerはオワコンで将来性なし】それでも大手SIerだけは生き残る理由

最近、「SIerはオワコン」「SIerに将来性とかないでしょw」と言われていますよね。

僕は某大手SIerに12年勤めていますが、正直「まぁそうっすね」と思っています。

確かに、大規模案件が明らかに減ってきていますし、SaaSやパブリッククラウドを使う流れ、つまり、フルスクラッチではシステムを作らないというのはもはや常識化してきていますしね。

こういう事実を考えると「SIerはオワコン」と言って差し支えないと思います。

ただ、SIerがこの世から完全になくなるかと言われれば、そうではないかなと思っており、少なくとも大手SIerだけは立派に生き残るのではないかと思っています

本記事では、某大手SIerに12年勤務している僕が、SIerがなくならない理由を解説します。

たとえオワコンで将来性がなくても、SIerがなくならない理由は?

僕が「SIerがなくならない」と考える理由は以下のとおりです。

  • 理由1:社会インフラのシステム開発ができるのはSIerぐらいだから
  • 理由2:ユーザ企業がいきなり優秀なエンジニアを大量に集めるのは無理だから

それでは順番に説明していきます。

理由1:社会インフラのシステム開発ができるのはSIerぐらいだから

たとえば、スタートアップのIT企業に「明日から大手銀行の勘定系システム作ってね」って言っても「さすがにちょっと無理っすね…」ってなると思うんですよね。

社会インフラのシステムってかなり大規模ですし、非機能要求、特に可用性(システムを継続して稼働する能力のこと)が相当シビアに求められます。

それに、銀行の業務のことをよく知っているエンジニアでないと作れないですしね。

社会インフラのシステムを開発するには、大規模なシステムを開発するための独自のノウハウが必要ですし、長年のシステム運用で培ってきた業務ノウハウも必要です。

なので、SIer以外のIT企業が「やります!」と言って、ノリで開発できるような代物ではないということです。

以上のことから、社会インフラなどの大規模なシステムの開発は、変わらずSIerが担うんじゃないかなと思います。

まぁ、そもそもリスクが大きすぎて、「SIer以外はやりたがらない」というのはあるかもしれませんが…!

理由2:ユーザ企業がいきなり優秀なエンジニアを大量に集めるのは無理だから

今までSIerにシステム開発を委託していた会社が「よっしゃ、SIerに委託すんのやめて、自社で内製しよ!」と思い立ったとして、まず最初にやらないといけないのがシステム開発ができるITエンジニアの確保です。

ITエンジニアと言いましても、実は専門領域によって細かく分類がありまして、ざっくり書くと以下のとおりです。

  • アプリケーションエンジニア
  • 組み込み系エンジニア
  • フロントエンドエンジニア
  • バックエンドエンジニア(サーバサイドエンジニア)
  • サーバエンジニア
  • ネットワークエンジニア
  • データベースエンジニア
  • セキュリティエンジニア

たぶんIT業界以外の人がこれを見ても「何がどう違うの??」って感じですよね。

また、システム開発プロジェクトを適切に遂行するには、上記に加えて、プロジェクトマネージャやITアーキテクトなんかも必要です。

プロジェクトの特性に応じて、上記の中から必要なエンジニアをアサインして開発を進めるわけですが、正直、システム開発の経験がないと、どのエンジニアをどれだけアサインすればいいかとかわかんないですよね。

ましてや、「内製のために、これからITエンジニアを採用するゾ!」みたいな、システム開発の知見がほとんどないユーザ企業からすると、まったくもって意味不明だと思います。

さらに、どのエンジニアを集めればいいかかという問題に加えて、エンジニアの経験値をしっかり見極めないと、「こんな大規模なシステム、開発したことないんでムリっす」みたいなスキルアンマッチが発生する可能性があります。

よって、自社でのシステム開発経験のないユーザ企業がいきなり内製化に切り替えるのは、結構難易度が高いため、内製化に踏み切れるユーザ企業は限られるのではないかと思います。

とはいえ、SIerのビジネスモデルに限界が見えてきたのは確実です

というわけで、SIerへの委託開発の数は減っていくとは思いますが、社会インフラのシステムなど、変わらずSIerにシステム開発を委託する案件は存在するのかなと思っています。

特に、社会インフラなどの大規模なシステムは、大手SIerじゃないと開発が難しいため、少なくとも大手SIerだけは細々と生き残るのではないかと。

とはいえ、システムの受託開発というSIerのコアビジネスはこれから伸びていくはずもなく、徐々に衰退していくのは間違いないでしょう。

もちろん、SIerもこんなことは百も承知で、なんとか受託開発からの脱却を図ろうと頑張っているところかと思いますが、果たしてどうなることやら…。

僕はSIerを卒業して転職することにしました

こんなことを偉そうに語っている僕はと言えば、「SIerはもういいかな」という思いもあり、近々で他業界に転職します。

「SIerの大変革に是非とも関わりたい!」みたいな方は問題ありませんが、「うーん、ちょっと不安だな…」という方は転職も視野に入れて考えてみることをおすすめします。

「転職を視野に入れて考えろと言われても、何をどう考えればいいのかわからん…!」という方は、まずは転職エージェントに相談してみるのがいいでしょう

転職エージェントはいわば転職のプロですので、「転職をしようかなと思ってるんですけど…えっと、どうすればいいですかね…?」みたいな意識低めの質問を投げかけたとしても、ちゃんと対応してくれます。

なぜなら、それが転職エージェントの仕事だからです。

まともな転職エージェント(担当者)であれば、しっかりとアドバイスをしてくれるはずです。

以下の3つは、僕が実際に使ってみた転職エージェントで、いいエージェントさんに巡り会うことができたものです。

もちろんしっかりとアドバイスをしてくれて、無事に第一希望の会社から内定をもらうことができました。

「まだ転職するかどうかわからないんだけど…」という方でも、登録はいずれも無料ですので、軽い気持ちで登録しつつ、求人を検索してみたり、担当者と会話してみるといいです。

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以上です。

SIerに留まるもよし、転職するもよしです。

いずれにせよ、自分の将来は自分でしっかり考えましょう。

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