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【現役社員が解説】インターンに全落ちしたらひたすらOB訪問するべき理由

一昔前のインターンシップは「意識高い系のイケてる学生がやるもの」というイメージでしたが、最近では大手企業が軒並みインターンシップを受け入れていたりして、もはや「内々定への期待感を持ちつつ、全就活生がやるもの」という性質に変わってきました。

僕は某大手IT企業(SIer)に勤務しており、インターンシップの学生の受け入れを担当していたことがありますが、本当にたくさんの学生さんが応募してきてくれて、「え、今ってこんな感じなの…?」と非常に驚いたものです。

インターンへの参加は「内々定を取るための近道」みたいな風潮があり、みんなこぞってどこかしらのインターンに参加していると思いますが、いかんせん「みんながやるもの」になってきたので、大手企業なんかだと競争率がめちゃくちゃ高く、

インターンに応募したけど、全部落ちた!!!!(泣)

みたいな学生さんもいらっしゃることでしょう。

そんなときはひたすらOB訪問をすることをおすすめします。

本記事では、なぜインターンに落ちたらひたすらOB訪問をすべきなのか、かつて「中の人」だった僕が解説します。

OB訪問には2種類あります

一口にOB訪問と言いましても、大別すると2種類あります。

  • その1:企業公認リクルータへの訪問
  • その2:ボランティアユーザへの訪問

それぞれ順番に説明していきます。

その1:企業公認リクルータへの訪問

1つはその企業の公式リクルータへの訪問です。

これも細かく分けると2パターンありまして、

  • 訪問パターン1:大学経由での申し込み
  • 訪問パターン2:OB訪問アプリ経由での申し込み

という感じです。

「訪問パターン1:大学経由での申し込み」は昔からあるやり方ですね。

OBが自分の出身大学に企業説明をしにきたついでに「何か質問とかあったら言ってな」みたいな感じでOB訪問を受け付けたり、大学経由でOB訪問を受け付けたりしているやつです。

「訪問パターン2:OB訪問アプリ経由での申し込み」は最近出てきたパターンで、「Matcher(マッチャー)」や「ビズリーチ・キャンパス」なんかのOB訪問アプリ経由でOB訪問を受け付けているやつです。

実はOB訪問アプリに登録している社会人は、全員がボランティアというわけではなく、人事の息が掛かった企業公認のリクルータが紛れているのです。

その2:完全ボランティアへの訪問

一方、完全にボランティアの一環でOB訪問を受けている社会人がいまして、こういう人たちには、以下のパターンで訪問が可能です。

  • 訪問パターン1:知り合いのツテ
  • 訪問パターン2:OB訪問アプリ

「訪問パターン1:知り合いのツテ」は昔ながらの方法ですね。とはいえ、最近では「隣のマンションの部屋に誰が住んでいるのかわからない」という世の中なので、このパターンはほとんどなくなってしまったのではないかと思います。

今現在、実現が可能なのは「訪問パターン2:OB訪問アプリ」でしょう。

上述のとおり、OB訪問アプリには企業公認のリクルータが紛れていますが、ボランティアユーザの方も数多くいます。

ひたすらOB訪問するべき理由はインターンと同様のメリットを得られるからです

多くの学生がインターンに参加するのは、以下のメリットがあるからだと思います。

  • メリット1:社員から会社の実態を聞くことができる
  • メリット2:選考で有利になる(かもしれない)
  • メリット3:実際の仕事を体験することができる

「メリット3:実際の仕事を体験することができる」はインターンならではのメリットですが、実は残りの「メリット1:社員から会社の実態を聞くことができる」と「メリット2:先行で有利になる(かもしれない)」はOB訪問でも享受することができます

メリット1:社員から会社の実態を聞くことができる

これは別にインターンに参加しなくても、OB訪問アプリを使ってOBを訪問しまくればOKです。

特に大企業の場合は、組織的に縦割りになっていることが多く、社員全員が会社のすべてを事細かく把握しているわけではありません。

なので、会社の実態を正しく把握するには、むしろいろんな部署の人に会って話を聞かないといけないのです。

このときの注意点としては、企業公認リクルータに当たってしまった場合、その企業にとってマイナスの情報は話してくれない可能性があります。

なぜなら、企業公認リクルータの仕事は「いい学生がいたら入社するよう仕向けること」
だからです。

「この情報聞いちゃったら、入社してくれなくなるかもな…」というものは意図的に話さなくなると考えるのが自然ですよね。

でもご安心下さい。

こういう情報はボランティアユーザに聞けばOKです。

ボランティアユーザは、企業公認リクルータのような使命はないので、どんな質問でも可能な範囲で答えてくれる人が多いです。

「実際、給料ってどんな感じなんですか?」「ぶっちゃけ、残業時間ってどれぐらいなんですか?」など、公式には聞きにくい質問はボランティアユーザに聞いてみましょう。

でも、ここで1つ問題があります。

OB訪問アプリによっては、企業公認リクルータなのかボランティアユーザなのかの見分けがつかないことがあります。

その場合は、ひたすら色んなOBを訪問しつつ、「どうしてこういった活動をされているんですか…?」など、探りを入れてみるのがいいかもです。

おそらくボランティアユーザなら、割と正直に「僕は企業公認じゃないんだけどさ…」と話してくれるのではないかと思います。

もしくはプロフィールやコメント欄に「給料のことや残業のことなど、何でも話します!」みたいに書いている人は、ボランティアユーザである可能性が高いので、こういった方を訪問するようにしましょう。

メリット2:選考で有利になる(かもしれない)

「選考で有利になるかも」とか「何なら内々定をもらえるかも」というのは、インターンに参加する最大のメリットかと思いますが、実はOB訪問にも同様のメリットがあります。

このメリットを得るには、企業公認リクルータを訪問してアピールしまくればOKです。

上述のとおり、企業公認リクルータのミッションは「いい学生がいたら入社するよう仕向けること」なので、「この子はなかなか優秀やな…」と思わせれば、何かしらのフラグが立つ可能性があります。

具体的にどういったフラグが立つかは、各企業に大きく依存しますが、OB訪問でしっかりアピールして認められれば、入社選考において何かしら有利に働くことは間違いありません。

OB訪問でOBに好印象を与える方法を伝授します

では、OB訪問で企業公認リクルータに認められるにはどうすればいいかと言いますと、概ね以下のことを意識して訪問すればOKです。

  • 準備編その1:訪問アポの連絡を遅滞なく行う
  • 準備編その2:事前に聞きたいことをリストアップしておく
  • 訪問編その1:素っ頓狂な受け答えをしない
  • 訪問編その2:論理的な回答をする

それでは順番に解説していきます。

準備編その1:訪問アポの連絡を遅滞なく行う

ちょっと小難しく書いてしまいましたが、つまりは「普通にコミュニケーションを取ればいい」というだけです。

「返信を求められているのに面倒くさがって1週間放置」とか、そういった「人としてどうよ?」というヒドイ行動をしなければOKです。

準備編その2:事前に聞きたいことをリストアップしておく

いざOB訪問となると、結構緊張するものです。

なので、事前に聞きたいことをリストアップして、訪問当日はリストを見ながら順に質問していくとよいです。

実は、リクルータは「このOB訪問に向けて事前に準備してきているか?」というのをしっかりチェックしていまして、事前に準備してきているようなら「入社の意向が強いのかな」と認識します。

まずはここを突破しないと「この子は優秀やな…!」と思ってくれません。

訪問編その1:素っ頓狂な受け答えをしない

正直、リクルータ側は「流れるような素晴らしいコミュニケーションが取れる学生こそが優秀だ!」みたいなことはあまり思っていません。

そこまで学生に求めていないというのが正直なところでして、普通にコミュニケーションが取れればOKです。

とは言え、意識しておくべきなのは、「質問をされたら的確にその回答をすること」です。

たとえば、以下のような受け答えはNGです。

好きな食べ物はなんですか?
→僕の実家はリンゴ農家でして、小さい頃はリンゴをよく食べていました。でもそのせいでリンゴが嫌いになってしまいましてね。今ではほとんど食べません。

「好きな食べ物はなんですか?」という質問に対して回答していないですし、いきなり「僕の実家はリンゴ農家でして」とか言われても、聞き手は「え、何の話?」となってしまいます。

普通に以下のように回答すればOKです。

好きな食べ物はなんですか?
→梨です。

訪問編その2:論理的な回答をする

OB訪問中に、リクルータ側から質問をされることがあります。

「OB訪問しようとしたのはどうして?」とか「うちの会社に興味あるの?」とかですね。

その際に論理的な回答ができればベターです。

「論理的って何よ?」と思われるかもしれませんが、この場合は概ね「根拠付きの回答」だと思っていただいて問題ありません。

こんな感じです。

うちの会社に興味あるの?
→元々、○○が好きで、△△業界に興味があるのですが、御社は業界No.1の会社なので興味があります。

上記の回答は「業界No.1だから興味があるって何だよ」という多少のツッコミどころはあるものの、それっぽい根拠になっているのでOKです。

ちなみに、以下のような回答だと、根拠が薄いのでNGです。

うちの会社に興味あるの?
→大学の先輩が就職したので興味があります。

たぶん、100人中100人が「大学の先輩が就職したからっていうのが根拠なのかよ」ってツッコミますよね。

こういうのはNGです。

最後に

OB訪問しまくった結果、「希望の会社に就職できました!」というのがベストですが、残念ながら「OB訪問しまくったけど、希望の会社に就職できんかった…」となってしまう可能性もあります。

そういった場合は、とりあえず「まぁいっか」と思える会社に就職し、ある程度経験を積んでから希望の会社に転職するというのもアリです。

新卒で入った会社に永久就職しないといけないわけではありませんし、「新卒で入社するのは難易度が高いけど、転職で入社するぶんには若干難易度が下がる」という会社もあります。

就職した会社で人生が決まるわけではありませんので、希望の会社に就職できなかったとしても落ち込まず、「まぁとりあえず頑張ってみるか」と前向きに行きましょう!

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