昨年12月にIT企業から製造業の企業に転職したのですが、住民税の支払いは転職後もこれまでどおり給与天引き(特別徴収と呼ぶそうです)されるんだろうなぁと思い込んでいました。
なので、今年の6月ぐらいに住民税の納税通知書が届いたときも「手続き上の入れ違いか何かで届いてしまっただけだろうなぁ」「勝手に給与天引きされるんだろうなぁ」なんて思って、完全に放置していました。
ところが、6月の給与明細を見ても、7月の給与明細を見ても、住民税は天引きされていません。

僕
これはもしや納税通知書で納付しないといけない…?
気づいたのは7/13。しかし、住民税の第一期支払期限は6/30。
完全に期限切れです。いわゆる「延滞」というやつですね。

僕
あれ?住民税って勝手に給与天引きされるんじゃないの…?
こういう疑問はありましたが、とにもかくにも納税です。慌てて住民税を支払いました。
まさかサラリーマン人生で住民税を延滞するとは思いませんでしたよ…。
本記事では、僕の壮大な勘違いによって住民税の延滞を招いてしまった、事の顛末を書こうと思います。
- 「転職後の住民税の支払いってどうなるの?」
- 「転職後に納税通知書が届いたらどうすればいいの?」
こういった疑問の参考になれば幸いです。
何もしなくても勝手に給与天引き(特別徴収)になると思い込んでいた

住民税は転職後も勝手に給与天引きされる。
こう思い込んでいた僕ですが、調べてみると転職後の住民税の支払いは基本的には以下のパターンになるようです。
- 翌年5月までの住民税を一括徴収(退職時に一括で天引き) → 翌6月からの住民税は普通徴収
- 翌年5月までの住民税を普通徴収 → 翌6月からの住民税は普通徴収
つまり、基本的には普通徴収(納税通知書で支払い)になるということですね。
場合によっては、転職後も引き続き特別徴収(毎月給与天引き)を継続することは可能なようなのですが、退職前に特別徴収の引き継ぎ申請をしつつ、さらに転職後もその引き継ぎをうける手続きをしないといけないようです。
僕の場合はどうだったかと言いますと、翌年5月までの住民税の一括徴収をしたところまでは覚えているのですが、特別徴収を引き継ぐような手続きをした記憶はありません。
っていうか、納税通知書がバッチリ届いているので、引き継ぎの手続きはしてませんね…。
なので、上記の1に該当し、自然に、というか必然的に普通徴収に切り替わったというわけです。
前職の会社からは「住民税の支払い、転職後も特別徴収にしますか?」みたいな案内はなかったので、一括徴収を選択したら引き継ぎができないのか、単に前職の会社が引き継ぎの手続きを受け付けていないのかはわかりません。
で、支払期限を過ぎてしまった住民税はどうなったかと言いますと、慌てて区役所の税務課に電話したところ、気づいたのが7/13と早かったからか、「今のところ延滞金はないので、額面どおりの住民税を支払ってください」とのことだったので、慌ててPay-easy(ペイジー)で一期分を支払いました。
いやー、危ないところだった…。あと、納税通知書を捨てずに置いておいたのも幸運でした…。
転職後に住民税の通知書が来たときの対処方法

「納税通知書が来た時点で会社なり区役所なりに確認すればよかったのでは?」と言われると「まぁそうっすね」としか言いようがないのですが、みなさんが僕と同じ過ちを犯さないよう、転職後に納税通知書が届いてしまったときの対処方法を以下に示します。
- 特別徴収を希望する場合
- 第一期分を普通徴収で支払う
- 会社の総務部や経理部などに連絡し、特別徴収への切り替え手続きを行う(※第二期以降は特別徴収になる)
- 普通徴収を希望する場合
- 普通徴収で支払う
上記で非常に重要なのは、
です。
改めて文字にしてみると自分でも「バカみたいだな」と思ってしまいましたが…。みなさんご注意ください…!
なお、特別徴収には「払い忘れがない」というメリットがありますが、普通徴収には
というメリットがあります。
年間の住民税が20万円だとすると、nanacoで払えば1万円のポイントが付きます。
「多少手間がかかっても、1万円分も還元されるなんて最高!」みたいな方は、これを気に普通徴収で払い続けるのもアリかなと思います。
以上、参考になれば幸いです。