こんにちは、ハラペコです。
突然ですが、みなさん「NISA」やってますか?
僕は2016年ぐらいからやっていまして、SBI証券にNISA口座を開設してちまちまインデックスファンドを買っていたのですが、楽天証券がめちゃくちゃ攻めた施策を打ち出してきたので、SBI証券から楽天証券にNISA口座を移すことにしました。
今日はその方法について書こうと思います。
それでは行ってみましょう!
目次
NISA口座は1人につき1口座
「NISA口座が複数開設したら、非課税枠がほぼ無限大に出来るからめちゃくちゃお得やんけ!!」と思いがちなのですが、残念ながらNISA口座は1人1口座までと決まっています。
なので、NISA口座をSBI証券から楽天証券に移したい場合は、
- SBI証券のNISA口座を停止する
- 楽天証券のNISA口座を開設する
という手続きを順番に実施する必要があります。①②を並行で進めることはできません。
なぜ楽天証券に移すのか?
なぜこんな面倒くさそうな手続きをしてまで楽天証券に口座を移すのかと言いますと
- 理由その1:楽天証券がポイントで投資信託を積立できるようになったから
- 理由その2:NISA口座の資産がちょうどゼロだったから
です。
それでは1つ1つ説明していきます。
理由その1:楽天証券がポイントで投資信託を積立できるようになったから
2018/9/30より、楽天証券では楽天スーパーポイントを投資信託の積立注文に使えるようになりました。もちろんNISAやつみたてNISAにも対応しています。
【外部サイト:【投信積立】ポイント投資サービス開始!!ポイントを使って気軽に投信積立 | 楽天証券】
ポイントで積立できるってすごいですよね。原資ゼロで投資できちゃうわけですよね。
これを見たときに「楽天、すげー!!」と感動したのは言うまでもありません。
おまけに、2018/10/28より、楽天カードでも投資信託の積立注文ができるようになりました。
【外部サイト:楽天カードクレジット決済で投信積立 | 投信積立 | 投資信託 | 楽天証券】
「え、何それ!?」って感じですよね。
これはもう楽天経済圏にどっぷり浸かるしかないなと思い、SBI証券から楽天証券にNISA口座を移すことにしました。
理由その2:NISA口座の資産がちょうどゼロだったから
大きな理由ではないのですが、ちょうどポートフォリオをNISAでのインデックスファンドから自動売買FXや株価指数CFD、スワップポイント等にシフトした時期で、NISA口座は0円(保有銘柄ゼロ)になっていました。
別に0円にしなくてもよいのですが、楽天証券へのNISA口座移設後、SBI証券のNISA口座では
- 売却しかできなくなる
- ロールオーバーできなくなる
ので、キレイサッパリ0円にしておくのがおすすめです。
逆に以下に該当する方はNISA口座を移さない方がいいです。
- 含み損が大きい
- かなりの資産を保有していて含み益が大きい
①の場合、ロールオーバーできなくなるので「含み損が大きいからロールオーバーして相場が回復するまで待つ」という選択肢が取れなくなり、場合によっては大きな損失を被ることになります。②の場合も、ロールオーバーできないがために、今の資産を売却するか課税口座に移管するしかなくなるので、かなりもったいないです。
というわけで、安易にNISA口座を移すのは辞めた方がいいので、よくよく検討してから移すようにしましょう。
SBI証券から楽天証券にNISA口座を移す方法
それでは、本題に入ります。
手順としては以下の通りです。なお、楽天証券の総合口座は開設済みという前提です。
- 手順1:SBI証券のカスタマーサービスセンターにNISA口座を他社に移す旨を電話する
- 手順2:SBI証券から送られてくる「金融商品取引業者等変更届出書」に必要事項を記入して返送する
- 手順3:SBI証券から「勘定廃止通知書」を受け取る
- 手順4:楽天証券の総合口座にログインし、Web上でNISA口座の開設申し込みを行う
- 手順5:楽天証券から送られてくる「NISAスターターキット」に必要事項を記入して「勘定廃止通知書」を同封して返送する
- 手順6:楽天証券からNISA口座開設手続き完了メールを受け取る
順番に解説していきます。
手順1:SBI証券のカスタマーサービスセンターにNISA口座を他社に移す旨を電話する
電話嫌いの僕としてはめちゃくちゃ億劫だったのですが、電話しないことには始まらないので仕方なくSBI証券のカスタマーサービスセンターに電話しました。電話番号は以下のサイトをご参照ください。
【外部サイト:SBI証券に開設しているNISA口座を他社に移すことはできますか?|SBI証券】
電話すると「はいはい、じゃあ必要な書類を送るから記入して変更してね」とのこと。さすが大手。電話対応がこなれてるぜ…。
数日で書類が送られてくるということだったので、書類の到着を待ちます。
手順2:SBI証券から送られてくる「金融商品取引業者等変更届出書」に必要事項を記入して返送する
電話してから4日後、SBI証券から「金融商品取引業者等変更届出書」なる小難しいタイトルの書類が届きました。
必要事項を記入し、添付の封筒に入れてSBI証券に返送します。
手順3:SBI証券から「勘定廃止通知書」を受け取る
小難しいタイトルの書類を返送してから1週間後、SBI証券から「勘定廃止通知書」という書類が届きました。
これがないと楽天証券にNISA口座をうつせないので、なくさないにしましょう。
以上でSBI証券での手続きは完了です。次からは楽天証券での手続きになります。
手順4:楽天証券の総合口座にログインし、Web上でNISA口座の開設申し込みを行う
楽天証券の総合口座にログインしてNISA口座の開設手続きを行います。電話しなくてよくてWebで申し込みができます。やった!Web最高!
手続きの詳細については以下のサイトをご参照ください。何も迷うことなく、スムーズに申し込みできました。
【外部サイト:他の金融機関で開設しているNISA口座を楽天証券へ変更したいのですが、手続き方法を教えてください。|よくある質問|楽天証券】
申し込み後、楽天証券からNISA口座開設に必要な書類が送られてくるので、書類の到着を待ちます。
手順5:楽天証券から送られてくる「NISAスターターキット」に必要事項を記入して「勘定廃止通知書」を同封して返送する
手順4から6日後、楽天証券から「NISAスターターキット」という書類一式が届きました。
必要事項に記入の上、手順3でゲットした「勘定廃止通知書」を同封して楽天証券に返送します。
ちなみに、口座開設の手続きはNISAスターターキットの書類に分かりやすく書かれていました。口座開設するときってみんな優しいですよね…。解約時は「電話しろ」とか冷たいこと言うくせに…!
手順6:楽天証券からNISA口座開設手続き完了メールを受け取る
手順5の5日後、楽天証券から「書類受け取ったよ」メールが届きました。
まだ開設は完了していなくて、これから税務署の審査と口座開設手続きをするんだとか。税務署の審査って…。なんか怖い。
とりあえずもう少し待てということなので待ちます。
で、待つこと9日。楽天証券から以下のメールが届きました。
これでようやく手続き完了!なお、僕はこの機会にNISAからつみたてNISAに変更しました。
2018/10/1に口座を移す手続きを始めて、2018/11/2に完了したので、約1ヶ月掛かったことになります。
しょっちゅうやる手続きではないですし、まぁこんなもんですかね?
最後に
SBI証券もTポイントで投資できるようにするみたいですが、楽天は完全に独自の経済圏ができあがっているので、「楽天スーパーポイントの方が貯めやすいし使いやすい!」という人が多いのではないかと思います。
「これを機にNISA口座を楽天証券に変更しちゃる!」という方、是非この記事を参考に手続きしてみてください。
以上、ハラペコでした。