【おすすめ本】久徳重和さん著「ぜんそくは自分で治せる」

こんにちは、ハラペコです。

突然ですが、僕は喘息患者です。

と言いましても、めちゃくちゃ軽度なので、基本的には何の不自由もありません。ただし、風邪を引いた後は必ず喘息の症状が出ます。

その症状が治るまで1,2ヶ月掛かるんです。つまり、風邪を引くと最大2ヶ月はずっと咳をしていることになります。

しゃべると咳き込んでしまうのでまともに人と会話できませんし、1,2ヶ月ずっとゲホゲホしているので「あの人まだ風邪治らないんだ…体弱すぎ」と職場の同僚にドン引きされてしまいます。

とあるきっかけで「薬に頼らずぜんそくを治せないのか?」と思うようになり、たまたま表題の本を読んだのですが、めちゃくちゃ有益だったので、今日はその本の紹介をしたいと思います。

それでは行ってみましょう!

きっかけは東京都の「大気汚染医療費助成制度」の改正

東京都には「大気汚染医療費助成制度」なるものがあります。

これは何かと言いますと、ぜんそく患者の医療費を全額助成するという制度で、一定の基準を満たした東京都在住のぜんそく患者は自己負担ゼロでぜんそくの治療を受けることができます。

2008年に始まったこの制度ですが、財源が底を付いたことを理由に2018年4月に改正され、今は自己負担6,000円/月が掛かります。

自己負担6,000円/月というのが実に上手に設計されていまして、2ヶ月に1度、2ヶ月分の治療薬(コントローラーと言います)をもらいに病院に行くと、病院+薬局の薬代で大体6,000円に収まります。

つまり、僕のようないわゆる「ゼーゼー」という発作が起こらない軽度な患者は助成がまったく効かないのです。

「1回で半年分とかの治療薬をもらえば助成効くやん。ハラペコはアホなの?」と思うじゃないですか?

何やら東京都の審査が厳しいらしくて、「1回に2ヶ月分しか出せない」と病院に言われてしまったんですよ。

つまり、自分で症状をコントロールできている軽症の患者でも2ヶ月に1回通院しないといけないのです。

助成の意味なし…!

今まではコントローラーという吸入ステロイド薬に頼り切って生活していたのですが、このままだと治療代もバカになりませんし、そもそも軽症なんだから何とかして薬を服用せずに症状を安定させられないか?と思い始めたわけです。

たまたま「ぜんそくは自分で治せる」という本を見つけた

「まずは本でも探してみるか」と思い、おもむろにAmazonで検索したところ、以下の本を見つけました。

久徳重和さんが書かれた「ぜんそくは自分で治せる」というドストレートなタイトルの本です。

結構古い本のようでしたが、Amazonレビューを見たところ、高評価連発だったので、迷わずポチりました。

翌日、本が届いたので早速読んでみたのですが…

控えめに言ってめちゃくちゃ有益でした。

「成人患者のほとんどはコントローラーなくても生活できるようになるで」ぐらいに自信満々に書かれていますし、何よりそのための具体的な方法が書かれています。

その具体的な方法の1つが後述する冷水浴です。

あとは「上手な痰の出し方」も解説されていて、こちらも非常に参考になりましたね。

ダメ元で冷水浴を試してみたところ…

なんで冷水浴で喘息が治るのかと言いますと、冷水による刺激でステロイドホルモンを分泌する副腎を鍛えられるからとのこと。

「ほんまかいな…」と思いつつ、風呂で簡単に出来るので騙されたと思ってやり始めました。

本では「洗面器や桶で勢いよく冷水を被りましょう」と書かれているのですが、わざわざ冷水を洗面器に溜めるのは面倒くさいなと思い、冷水シャワーを1分ほど浴びるという方法に勝手にカスタマイズしました。

毎日風呂で冷水浴を続けて早4ヶ月。

この間、子供に風邪をうつされたこと2回。

あら不思議、風邪を引いた後の喘息症状が出なくなりました!冷水浴すげー。

僕にはこの方法が合っていたのかもしれません。

あと、冷水シャワーを続けてみて気づいたのが

  • 夏場は風呂から出る直前に冷水シャワーを浴びると、風呂上がりの汗だく感がなくなってめちゃくちゃ爽快
  • 冬場は「C」まで冷水にすると気絶しそうになるので、15℃ぐらいに設定すると毎日続けられてベスト

ということです。

そういえばヨッピーさんが銭湯での交互浴を薦めていましたが、もしかしたら喘息にもいいのかもしれないな…!

最後に

人によっては合う合わないありそうですが、冷水浴は風呂で簡単にできますし、ぜんそく患者の方は騙されたと思ってやってみるのもいいのではないかと思います。

あと、個人的にはコーヒーのアレルギー検査の話が「へー!」という感じでためになりました。

普通に面白い本ですので、ご興味ある方は是非読んでみてください。

以上、ハラペコでした。

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